5月14日(金)公開ウェビナー:バック・トゥ・ザ・フューチャー? 長寿企業に学ぶレジリエント・カンパニーの原則と行動

『バック・トゥ・ザ・フューチャー? 長寿企業に学ぶレジリエント・カンパニーの原則と行動』

2021年5月14日(金) 15:00-17:00(ZOOM開催)

スピーカー:

北畑 隆生(100年経営の会 会長)
ピーター D. ピーダーセン(大学院大学至善館教授、CSI(Center for Sustainability and Innovation)センター長、NPO法人NELIS代表理事)

モデレーター:

モンテ・カセム(大学院大学至善館学長)

参加対象:

長寿企業、レジリエンス、経営イノベーション、サステナビリティと経済・経営にご関心のビジネスパーソンと学生

定員:

200名

共催:

100年経営の会(事務局: 日刊工業新聞)
大学院大学至善館 Center for Sustainability and Innovation (CSI)
Eden Seminars

後援:

株式会社クレアン
株式会社トランスエージェント

幾度となく戦争、天災や感染症、社会の構造転換や世界的な経済危機を乗り越え、経営をつづけてきた長寿企業。その経営の「レジリエンス」(強靭性と復元力)の背景にあるものとは何か。現場発でどんな「経営イノベーション」を実践し、100年、200年、300年にわたり商いのバトンタッチを実践できたのか。今回は、100年経営の会(事務局: 日刊工業新聞)と大学院大学至善館のコラボレーションにより、「古くて新しい」長寿企業の秘訣に迫る。セミナーのなかで追求する問は4つです。

  1. これからの時代において、日本から世界に向けて、長寿企業からこそ発信できるしなやかで強い経営のヒントがあるのか?
  2. そのような「知恵」は、これからの資本主義社会を改革に活かせるか
  3. レジリエンスの高い人間集団を実現するための3つの原則、9つの行動とは
  4. レジリエント・カンパニーに向けたマネジメント・イノベーションの具体例

プログラム

15:00 ウェルカム・趣旨説明
15:10 基調レクチャー➀  バック・トゥ・ザ・フューチャー?
長寿企業が世界に提示できる未来形の経営とは?
資本主義の未来に対して、日本の過去と今から提案できることとは?
北畑隆生
15:30 基調レクチャー② トリプルAの組織体質に向けて
レジリエント・カンパニーが実践するマネジメント・イノベーションの3つの原則、9つの行動
ピーター D. ピーダーセン
15:40 Q&A
16:05 パネルトーク  モデレーター: モンテ・カセム
パネリスト: 北畑隆夫、ピーター D. ピーダーセン
・日本の経営哲学に、22世紀になっても通用する要素があるか?
・長寿企業の「しなやかな強さ」の源泉とは
・グローバル経済とグローバル資本主義へのアンチテーゼ、それとも サステナブルな経済社会のための処方箋?
-全参加者にZOOM投票などを通じて、ご参加いただきます-
16:45 ラップアップ
16:55 100年経営の会およびCSIの今後の予定のご紹介
17:00 終了

スピーカー

北畑 隆生

昭和47年 東京大学法学部 卒業 3月 東京大学法学部卒業
昭和47年  通商産業省入省
平成14年  経済産業省大臣官房長
平成12年  通商産業省大臣官房総務審議官
平成18年  経済産業事務次官(平成20年7月まで)
平成22年  株式会社神戸製鋼所 社外取締役(現在に至る)
平成25年 丸紅株式会社 社外取締役(現在に至る)
平成26年  セーレン株式会社 社外取締役(現在に至る)
平成26年  日本ゼオン株式会社 社外取締役(現在に至る)
平成28年  三田市政策顧問(現在に至る)
平成30年  株式会社神戸製鋼所 取締役会議長(社外取締役)(現在に至る)
令和 2年  学校法人新潟総合学院 開志専門職大学 学長(現在に至る)

ピーター D. ピーダーセン

1967年デンマーク生まれ、日本在住30年。大学院大学至善館教授、同大学のCenter for Sustainability and Innovation(CSI)センター長。NPO法人NELIS(次世代リーダーのグローバル・ネットワーク)代表理事。
トリプルAの経営手法を提唱する株式会社トランスエージェント会長。著書に「レジリエント・カンパニー」(2015年、東洋経済新報社)、「SDGsビジネス戦略」(編著、2019年、日刊工業新聞)など。

モンテ・カセム

モンテ カセムはスリランカ生まれ育ちだが過去48年間日本に在住。既婚であり子供二人。
カセムの職歴では20年間以上母国(スリランカ)や国際機関(国際連合)いわゆる公的セクタ―での経験がある。25年以上市民団体や社団法人(自立のための道具の会、市民フォーラム21 NPOセンター、スリランカ-日本協働プラットフォーム等)の設立・運営に携わり、大学で40年以上の教育・研究歴がある。民間企業でも約5年間勤め、大学人になって後もこのセクターと研究を通じて長年の付き合いがある。本研究の成果により国内外での高等教育機関や産業界と協働し高度な技術開発を行ってきている。これらの経験はゼミの学生諸君に役の立つのではないかと思う。
学校法人や大学運営の経験もあり現在に至って数多くの日本の国公私立大学の経営責任を果たす役職に着いている。日本の高等教育への貢献および日本とスリランカの関係を深めることに努めた事によって2016年に「瑞宝中受章」を日本政府から承り、翌年2017年にスリランカ国の政府から科学技術への貢献を評価され「国民科学英雄章(終身)」を受章される。

共催者の紹介

大学院大学至善館

大学院大学至善館は、東京の日本橋にキャンパスを構える、2018年に開校したビジネススクールです。人間性と社会性を兼ね備え、イノベーションと変革を牽引する経営リーダーを輩出する、独自の全人格経営リーダーシップ教育機関です。2年間のMBAプログラム(パートタイム)を提供しており、授業は平日夜間及び週末に開催されます。毎年8月下旬に開講するカリキュラムでは、英語と日本語のクラスで計80人を定員として受け入れています。国内外から優秀な人材を受け入れるため、学生ビザ支援と奨学金(授業料減免)制度も用意しています。至善館は経営大学院であり、ビジネスセクターからの学生(将来企業や事業の経営を担わんとする人材や、ビジネス起業を志す人材)を主対象としてはいますが、同時に、ビジネスセクターにとどまらず、国際機関、国や地方自治体などのパブリックセクター、さらにはNGOやNPO、ソーシャルエンタープライズ(社会企業)といったソーシャルセクターからの学生も広く受け入れています。

至善館の経営修士プログラムでは、変革と創造を牽引できる経営プロフェッショナルとしてのスキルを持ちながら、人間性と社会性を兼ね備えた全人格リーダーへの成長を支援すべく、ヒューマニティの尊重を基軸に、独自の教育哲学とアプローチによって設計されています。

CSI

CSI(Center for Sustainability and Leadership)は、2019年10月、大学院大学至善館内に設立された研究・人材育成構想。日本企業等のエグゼクティブおよび社内起業家育成育成と、海外シンクタンク・グローバルネットワークとの協働を通じて、サステナビリティ分野の経営イノベーションを支援します。

EDEN Seminars

The EDEN Seminars(Emerging and Developing Economies Network)は、日本を拠点とした大学主導のプラットフォームで、モンテ・カセムが発案し、立命館アジア太平洋大学(APU)での会議中に、他の3人の共同設立者であるナスリーヌ・アジミ、カイトゥ・フナキ、ファエゼ・マヒチの協力を得て2019年に立ち上げました。EDENの目標は、開発のパラダイムを再考することであり、日本や世界のパートナーと協力して、貧困や不平等、紛争や暴力、環境破壊、文化的疎外といった現在の世界的な課題に対する新しい解決策を特定し、提示することであり、科学技術の革新、持続可能性、互恵性といったレンズを通して新しいアイデアを表現することです。

大学院大学至善館、立命館、立命館アジア太平洋大学、国際教養大学をはじめとするパートナー機関が主催・後援する「エデンセミナー」は、研究者、学者、起業家、政府、NGOなど、さまざまな分野、視点、関係者が一堂に会することを目的としています。日本のノウハウやシステム、「もったいない」文化にしっかりと根ざしながら、グローバルな視野で活動しています。大学との協力関係に基づき、新興国や発展途上国からの代替案を提示することで、世界の現在の課題解決に貢献することを目指しています。

100年経営の会について

100年経営の会」は、長期的存続を重視する企業で構成されています。長寿企業における長期 持続性の要因を学びあいながら、「これからの100年」を可能にする経営のあり方を体系化 することを目的にしています。また、その成果を会員企業それぞれの経営強化に活かすととも に、ブランド化し国内外に発信しています。

参加方法(オンラインプラットフォーム)

ウェビナーのプラットフォームは、ZOOMを活用。お申込後(下記)、開催の約二日前にZOOMリンクをお送り致します。