「アート思考とは何か?」
アートの発想をビジネスに取り入れ、イノベーションを起こす
2021年10月7日(木)19:00〜20:30
講師:
町田 裕治(大学院大学至善館 准教授)
アート思考は「自己探索」から始まります。自らの「自分軸」に気付き、独自の視点から発想することで、イノベーションに近づくことができます。
これまで、ビジネスにおいてはロジックとサイエンスが思考の大半を占めてきましました。そこでは人間が本質的にもつ、感性や創造性が閉じ込められてきました。これからの予測不可能で不確実な時代においては、個別最適化した論理や科学よりも、直感や感性により全体を総体として捉える能力が求められます。
本ウェビナーでご紹介するアート思考の中心となる概念は、自分軸、直観・感性、発想転換です。それらから湧き出る創造性を、論理性とかけ合わせて、体験・体感を作ります。
デザイン思考が「顧客課題」から始まるのに対し、アート思考は「自己探索」から始まります。「個」の時代と呼ばれる新しい時代では、一人一人が自律し、既成概念を離れてセンサーを開放し、自ら「自分軸」に気付き、育て、そしてアートやアーティストの発想を「ビジネスに入れること」を体感・体得することが重要です。この体感を元に、意識して継続していくことで、オペレーションやマネジメントの改善において発想の幅が拡がり、新規事業の立ち上げやイノベーションの「芽」を創造することができます。
町田 裕治
京都大学法学部卒。マッキンゼー・アンド・カンパニー入社。2014年、準共同経営者。並行して入社面接や研修も担当。業績評価作成、創造性項目を導入。 ネットベンチャー、4年間のNYアート留学、個展開催。投資ファンドを経て独立。
2018年、アート思考研修を開発
2019年5月パリのアート思考世界会議で発表、ファシリテート。
2016-18年、東京都顧問 都政改革本部参与(文化施設や文化政策など)。京都大学産官学連携本部アドバイザー(アーツエコノミクス)
2013年からISLファカルティ、2020年から大学院大学至善館准教授。
自身のアーティスト活動と同時に、創造性やイノベーションについて研究と実践の経験が豊富な経営コンサルタント。アート思考研修を大企業を中心に展開する株式会社ボダイの代表。